ARGとは

ARG(Alternate Reality Game:代替現実ゲーム)とは、現実世界そのものを“物語の舞台”として利用する体験型コンテンツの総称です。

日常への浸食

従来のゲームが「画面の中」や「ボードの上」で完結していたのに対し、ARGは現実世界そのものを盤面とします。
ウェブサイト、メール、電話、あるいは実際の街中の張り紙など、あらゆる場所にあらゆる形で「手がかり」が現れます。
参加者は「プレイヤー」として招かれるのではなく、いつの間にか“当事者”として物語の内部に組み込まれていくのです。

プレイヤー=主人公

ARGには決まった主人公はいません。謎を解き、物語を進めるのは、参加者である「あなた」自身です。
一人でも、あるいは複数人で協力することも……
あなたという主人公が行動することで物語が動き出し、物語の真相が解き明かされていきます。

TINAG

ARGの世界には、とあるシンボリックな合言葉があります。
TINAG ― This Is Not A Game(これはゲームではない)

ARGには、通常のゲームのような「タイトル画面」や「操作説明」はありません。
物語はあなたのSNSや、実在するWebサイト、日常の風景の中に突如として現れます。
昨今のARGでは、安心・安全に楽しむために「これはフィクションである」と明記されながらも、ひとたび物語が始まれば、現実と虚構の境界線は徹底して排除されます。
あなたはプレイヤーとしてではなく、一人の「当事者」として、自身の日常を舞台に事件を追い、謎を解き明かしていくことになります。

「作り物だと分かっていながら、現実として体験してしまう」――この圧倒的な没入感こそが、ARGの醍醐味なのです。

「優れたARGは、日常の中に自然に溶け込む。今あなたが見ている画面も、本当に現実なのだろうか?」